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初学者のための!貿易実務英語あれこれ

貿易実務英語あれこれ その⑱ 前置詞一考

  • 掲載日:2017/12/29
  • 執筆者:関根幸雄 (広島修道大学教授)

  「当社はオフィス家具を取り扱っています。」を皆さんはどう英訳するでしょうか。

We deal with office furniture.でしょうか?
それとも
We deal in office furnitureでしょうか?

伝統的な貿易の英語では、deal inと学習します。
では、deal withは英語としてどうなのでしょうか。
ある参考書には「(人・会社)と取引をするという意味ではdeal with ~となり、(物)を商なうという意味ではdeal in ~となります」と説明されております。正用法としてはinとなりますが、インターネット上では英語圏でもdeal withを使った用例がみられます。相談相手である複数のアメリカ人の間でも意見が分かれており、一概に間違いとはいい難いようです。なお、
We are a dealer ( ) office furniture.の英文では、カッコの中にはinが入りますので、deal inと理解しておいたほうがよいでしょう。

次に、「来月、当社のセールス・マネージャーは商用で貴市を訪問します。」はどうでしょうか。

Next month, our sales manager will visit your city for business.と訳せますし、
Next month, our sales manager will visit your city on business.とも表現できます。

これも、伝統的な貿易の英語では、on businessと学習します。
そのほか、on a business tripということもできます。

これまで、deal with, for businessを使った例文を掲載した参考書をみたことがありますので、否定するものではないのですが、deal in, on businessをおすすめします。その理由は、伝統的な貿易の英語ではdeal in, on businessと学習するからです。
そして、これを基本と位置づけることが先達の教えだと考えます。学生たちには、deal in, on businessと表現できるということは、貿易の英語の基本を学習しましたというメッセージになるくらい大切な基本中の基本と申し上げております。

博士