【第21回合格】貿易実務検定®A級に合格したことで自身が理想とする営業マンに近づくことができました。
- 小原民雄 様(40代・男性)
- 大手印刷物流子会社 国際物流本部営業部 係長
ご回答ありがとうございました。
第21回貿易実務検定®A級合格おめでとうございます。ご自身が求める営業マンに近づけるお手伝いができましたこと、大変うれしく思います。小原様の今後の更なる飛躍を期待しております。
貿易実務検定A級受験のきっかけ
私は、現在大手印刷物流子会社の国際物流本部の営業部に所属しております。日々の営業活動において新規、既存のクライアントに関わらず国際貿易、国際物流の実務レベルでの問い合わせなど相談、解決方法を受けることが多くあります。その際、正確かつ迅速な対応をすることで顧客満足度の向上、新規案件の獲得に繋げられるような貿易実務に強い専門性を持った営業マンになりたいと思い、受験を決意致しました。
勉強方法
私は、以前に貿易実務検定®C級、B級、準A級を取得しており、基礎は身についていました。A級の過去本試験問題を中心に勉強するため、「A級対策問題集(第2版)」と第20回目の本試験問題を購入し受験勉強を開始致しました。勉強時間は週末や休日しか取れないと思い受験日半年前からコツコツと進めました。実際の勉強時間については、休日は4時間程度、平日はほぼゼロでした。勉強時間とは別に、移動中スマホで撮影した過去問を見て知識の定着化を図る、いわゆるスキマ時間を有効に活用しました。また、日々の営業活動で目にする貿易関係の書類にはあえて丁寧に目を通し、改めて知識のブラッシュアップに努めました。以下、科目ごとの勉強方法の概要です。
①貿易実務
・選択式: 過去問を解き、分からない部分は解答を参考に学習。解答が細かく解説されており知識の理解、定着に有効でした。
・書類作成: 過去問より一通りの作成書類のタイプを覚えました。取引根拠書類の中から作成書類の各項目に必要な情報を落とし込み、各項目の英単語をまず理解。取引根拠書類と作成書類の共通性を見つけ、形式的に落とし込んで行く方法が有効でした。作成書類は解答をスマホで撮影し、スキマ時間に繰り返し見て暗記をしておりました。
・事例記述: 過去問を全て解き、分からない部分は解説を読み理解しました。事例の有事ケースにはいくつかパターンがあり、この有事にはこの解答方法というように形式的に理解をしておく方法が良いと思いました。
・ 運賃・関税計算: 日々の営業活動で時折計算しているので過去問以外でも実際の取引書類で改めて計算をして知識の定着化を図りました。
②貿易マーケティング
・過去問を一度全て解きましたが、出題範囲が漠然としていたので協会主催の”貿易実務上級セミナー・マーケティング科目対策集中対策講座” を受講致しました。講師からは非常に分かりやすく試験対策のポイントを説明頂いたので、大変有意義な講座でありました。受験される方はこのセミナーを受けることをお勧めいたします。
③貿易実務英語
・過去問を一度全て解きました。選択問題はビジネスコレポンや貿易用語から広範囲に出題されるため繰り返し解きました。長文問題は上から順に出題されるため、”少ない行を読んで短時間で解答する” よう心がけ、英文契約書については、過去に実務でも締結に携わった事があるので、その時のものを引っ張り出し内容の復習と、実際に契約書に基づきながら取引をしたイメージを思い出し知識のブラッシュアップに努めました。
最後の英作文は過去問を繰り返し、 “国際輸送マンの実用英語(JIFFA発行)” を基に学習。発声しながら文章を書くことで英作文能力のさらなる定着化が図れたと思います。
使用した教材
受験を終えて・・・
今回A級に合格したことにより貿易実務の高度な専門家として客観的に評価されることができ、自信を持ってクライアントの懐に飛びこめるようになりました。そして、自身が理想とする”クライアントに寄り添いながら、課題解決、提案型営業が出来る営業マン” に近づくことができました。今後は、益々重要かつ主流となり クライアントがより必要とする貿易の特定分野、すなわち、DXによる越境EC取引、FTA・EPA制度、安全保障輸出管理制度をより深く勉強し、さらなる専門性を身に付け自身の営業能力を高めたいと思います。また、機会があればクライアントにも客観的に個人の貿易能力が評価できる唯一無二の検定制度であるこの貿易実務検定®を紹介させて頂き、貿易実務検定®のさらなる普及と知名度向上に繋がればと考えております。
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