1年間の研修での取組み
私が所属する国際部は、貿易関係当事者の中で「信用状発行銀行」、「買取銀行」の位置にあたります。私は、1年間で銀行外為業務の基礎を習得するという制度の研修生として国際部に所属しており、信用状の発行・条件変更依頼書の点検やドキュメンツチェック、決済業務などを担当しています。研修の一環として、当初3ヵ月間、外部機関での研修を受け、銀行での外為取引全般の仕組みや関連法規をはじめ、主に輸出入業務を中心とした取引の仕組みや、各種依頼書の作成方法、書類点検のポイント等を習得してきました。 貿易実務検定を受験したきっかけは、当行では外為業務に従事するものの推奨試験となっていることや、研修を受けた外部機関講師の勧めからでしたが、銀行と関連する取引のみならず、輸出入業者としてのお客さまの立場から貿易実務を学ぶことで、視野が広がるのではないかと考えたからです。当初は基礎知識の習得をと思い、7月(外部研修期間中)にC級を受験し合格。さらに深い知識を身につけようと考え、続けて12月にB級を受験しました。