短期集中で成し遂げた一発合格
【合格体験記】
- 貿易実務検定®A級合格
- 酒井正弘様（50代・男性）
- 銀行勤務
学習方法（使用教材や参加した講座、工夫した点など）
受験後に行った自己採点でB級の合格は確定していましたが
直前まで受験を悩んでいたこともあり、
勉強の開始は8月中旬と非常に遅れてのスタートでした。
平日は仕事の前後に喫茶店で併せて1,2時間程度勉強し、休日は自宅や喫茶店等で8時間程度勉強。平日にも休みを取り休日同様に勉強する時間を設けることで、勉強時間を捻出していました。
教材については、
・貿易実務アドバンストマニュアル
・B級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキスト
・A級対策問題集＜第2版＞
・A級第18～21回本試験問題
を使用しました。
本試験問題には解答用紙が付属するため、
制限時間内に解くためにはどの位のペースで
解く必要があるかを把握するなど
本番を想定した練習ができたことが受験当日に役立ちました。
とにかく試験日まで日数がなかったので、
同じ問題を繰り返し解くことはできませんでしたが、
試験当日に一通り見直しは行いました。
受講した講座
受験日までに協会主催の通学講座（上級セミナー）が3種類あったので、
やれることは全てやっておこう
という思いでこちらをすべて利用しました。
- 【輸出入書類作成】セミナーでは、知識の補充と理解に努める際、
わかりやすい図解に理解を促していただきました。
画像：実際の講義で使用されたスライド画面
- 運賃・関税額等の計算問題については、銀行の外国為替業務では関わりのない分野であったことから、【運賃計算と課税価格】セミナーが大いに役立ちました。
- マーケティング自体は他の資格試験で学習したことがありましたが、貿易マーケティングの出題範囲は広く、記述式問題や計算問題も出題されるため、【貿易マーケティング】セミナーを受講することで試験に出題されそうな要点を押さえ、学習範囲の絞り込みを図ることができました。
一番苦戦した科目
貿易実務英語でした。
制限時間内に解こうとすると、英作文問題に取り掛かる時間がなくなってしまうのが課題でした。
▽英文解釈問題と和文英訳問題
選択肢の相違点に着目し、なるべく全文を読まないよう心掛けました。
▽長文のビジネス文書問題
段落毎もしくは文章の切れ目まで短く刻んで読みながら解くようにしました。
▽英作文問題
割り切って解答集の解答例を写経することで表現に慣れるよう努めました。
本番では、長文のビジネス文書問題の文章が例年より短く、
1ページに収まっていたという幸運もありましたが、
数行程英作文問題の解答を記述することができました。
資格を業務上どのように活かしていくか
私は現在、主に送金業務や為替予約等の業務を行っておりますが、2023年 5月から貿易業務も少しずつ行うようになりました。外国為替業務自体20数年振りとブランクがありましたので、実務における経験不足は否めません。
今回の試験に合格できるとは思っておりませんでしたが、やればできるという僅かな自信を基に日々の実務に邁進し、合格に慢心せず、更なる研鑽を積み重ねて精進していきます。
これから勉強・受験される方へのメッセージ
7月のB級受験から間を置かずに10月のA級を受験しましたが、随分迷っての決断となりました。A級はボリュームがあり、受験までに消化できないのではないかと思ったからです。
しかし
◎記憶が新鮮でモチベーションが続く今がその時だ
◎とりあえずやってみよう、合格できなくても決して無駄にはならない
との思いで受験に至りました。
合格発表から数日後、どうせ落ちてると思うけど、と恐る恐る確認するとまさかの合格。
非常に驚きました。
奇跡かと思いました。(笑)
貿易マーケティングの記述式の説明問題を除き、
すべての問題に記入することができていたことが功を奏したのでしょうか。
事前にセミナーや本試験問題等を利用しシミュレーションを行っていた成果が現れたのだと思います。
貿易実務検定A級はボリュームがあり、大変ではありますが、すべての問題が記述式です。
学習時間を捻出し、適切な対策を講じ、本番できるだけ白紙を避けることができれば
正解でなくとも問題によっては部分点をもらえる可能性があります。
基準点も毎回異なることと思います。
あなたの努力は必ず報われます。
決して無駄にはなりません！
C級準拠のオフィシャルテキストが改訂4版になります！
最新の法令改正や環境の変化、そしてインコタームズ2020にも対応させました。