A級一発合格!

【合格体験記】

  • 貿易実務検定®A級合格
  • H.M. 様(46歳・女性)
  • 総合商社

貿易実務検定®A級受験の経緯

 私は、現在は総合商社に勤めているのですが、大学卒業後、フォワーダーや外資系メーカー、総合商社にて20年以上貿易事務の仕事に携わってきました。

輸出入者、輸送・通関業者と、それぞれの立場で輸出入業務を経験してきたので、かなりの知識と経験を積んできたという自負がありましたが、自身がプロフェッショナルであると自覚し、その実力を証明したいと考え、2022年に一念発起して、通関士と貿易実務検定A級両方を取得することを目標にしてきました。

通関士試験については、約5カ月間、独学で猛勉強し、昨年2022年に無事一発で合格することができました。その後、2023年3月に貿易実務B級を取得し、今回は無事、A級にも一発で合格することができ、一生懸命取り組んで本当に良かったと思っています。

学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)

 勉強方法については、最初からA級合格が目標でしたが、まずは練習と思って先にB級を受けることにしたので、「貿易実務ベーシックマニュアル」を丁寧に読み、過去問4年分くらいの本試験問題を一通り本番同様に解いてみました。正直言ってB級は特に勉強しなくても合格できる自信がありましたが、試験慣れしていなかったため時間配分に少し苦しみました。

ベーシックマニュアルをきちんと読み込んだことで、忘れていたことやぼんやりしていた内容もしっかりと理解し直すことができ、普段の実務にも活かすこともできたので、まずB級を受けることにして良かったと思っています。B級合格後は少し中だるみしてしまい、A級の勉強については約4カ月程度の期間でした。

使用教材

使用したのは、「貿易実務アドバンストマニュアル」、「B級・A級のためのアドバンスト演習テキスト」、直近の過去問5年分を2回~3回反復です。

勉強方法はB級の時と同じで、マニュアルの読み込み、過去問を繰り返し解くということでした。苦しんだのは貿易実務と英語の時間配分と、貿易マーケティングでした。

貿易マーケティングはどうやって暗記すればいいのか、何が大切で何が不要なのかを判断することもわからないくらいの状態でした。

貿易マーケティング直前対策講座

落ち着いて試験に臨めば大丈夫だと思いながらも、本番で貿易マーケティングのミスで大きな後れを取ってしまうのではと大変不安でした。そこで、MHJが実施している「貿易マーケティング直前対策講座」に参加することにしたのですが、これが結果としてとても良かったです。

半日程度の凝縮された内容の講座でしたが、講師の方のお話が楽しくて、参加したことでしっかりと試験に臨む準備ができたと考えています。

受験を終えて

 試験本番では、自信があった貿易実務と英語では、普段ではありえないような計算ミスや読み間違い、時間配分のミス等が重なり、かなり悔しい気持ちで終えたことが印象に残っています。ですが、この試験の良いところは記述問題が多いという点です。

採点を担当される方は大変だと思いますが、記述した部分を丁寧に読んで採点してくださったから合格できたのかなと勝手に想像しています。また、意外に本番で得点源となったのが、貿易マーケティングでした。最低限の得点を目指したいと思って直前対策講座に参加したのですが、貿易実務と英語でミスした部分は、貿易マーケティングで得点できたことにより総合的に回収されたような気がしています。

これから勉強・受験される方へのメッセージ

 

 昨年通関士に合格したときも思いましたが、一発で合格できるって本当に気持ちが良いです。

思い返せば20年前、初めて貿易事務の仕事に携わったときに、素人の私にインコタームズの基礎から丁寧に教えてくれた15歳年上の先輩がその当時目指して勉強していたのが貿易実務検定A級でした。難しいから何度かチャレンジしていると言っていたことをよく覚えています。当時の私にはとてつもなく難しい試験で、先輩は偉大だな、すごいなと憧れて見ていたことを記憶しています。

その試験に合格することができた今、本当に頑張って勉強してきて良かったと思っていますし、今後もODA等の大きなプロジェクト案件にも自信をもって主担当者として臨んでいけそうです。努力してきて本当に良かったです。この仕事は細かく、守らなければならない法律やルール、商慣習等たくさんありますが、奥が深くて本当におもしろいと思っています。

A級合格は、B級の何十倍も自信になります!

C級準拠のオフィシャルテキストが改訂4版になります!

最新貿易実務ベーシックマニュアル(改訂4版)
貿易実務検定®C級準拠のオフィシャルテキスト「最新貿易実務ベーシックマニュアル」が改訂4版となりました。
最新の法令改正や環境の変化、そしてインコタームズ2020にも対応させました。