国際業務の幅を広げ、自分自身の成長に繋げるために
【合格体験記】
- 貿易実務検定A級合格
- 舟本圭吾 様(50歳・男性)
- 外資系SCM業界 輸入業務及び品質管理責任者
学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)
貿易実務
使用した教材は貿易実務アドバンストマニュアル(第3版)、B級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキスト、及び貿易実務検定A級の12回から19回までの過去問です。前述の2つのテキストは貿易書類作成問題に関しての内容が豊富で、これを繰り返す上で、書類作成問題に関して自信が持てるようになりました。書類作成問題以外に関しては、過去問とテキストを反復する事だけでは十分ではないかもしれませんが、実際の試験である程度は対応できました。最後の関税計算に関しては、最初は関税計算の対象となる項目を絞りこむのが難しかったですが、過去問を繰り返す上で、少しずつ理解することができ、実際の試験でも対応する事が出来ました。全体的に第21回は選択問題の難易度が高く、試験時の緊張感が高まってきましたが、得点の割合がそれ程でもないため、試験中に割り切って記述問題に力を注ぐことに方向転換しました。
使用教材
貿易マーケティング
貿易実務アドバンストマニュアル(第3版)と過去問、及び分からない用語はインターネットで調べました。貿易マーケティングのゼミに所属していたにも関わらず、試験問題は自分が勉強していない部分の出題が多く、試験中に焦ったこともあり狙い通りの点数を取ることが出来ませんでした。貿易マーケティングは出題範囲が広いのと、得点配分が低いので、喩え実際の試験でうまくいかなかったとしても、貿易実務の対策がしっかり出来ていれば大丈夫だと思います。
貿易実務英語
貿易英語の試験は独特なので、英語が出来る云々よりも、実際の試験対策をしているかで得点を伸ばせると思います。A級の過去8回の過去問と、B級の過去問も解きました。B級の問題はA級よりも難易度が低いですが、出題の形式が似ていますので、十分な試験対策になります。英作文に関しては外資系企業で普段から本国のシッパーとのやり取りで日常的に英語を使用していますので、特に対策はしなかったです。今回は過去問での対策が功を奏し、自信のあった英作文を除いても自己採点で8割以上稼ぐことが出来ました。
使用教材
資格をどのように活かしているか
貿易実務検定A級に合格したことで、輸入に偏った知識が、シッパーサイドの観点からも考えられるようになり、全体を俯瞰して捉える事が出来るようになったと感じております。また自分には無理だと半ば諦めていた通関士試験も、将来的に受験したいという新たな意欲が湧いてきました。
これから勉強・受験される方へのメッセージ
貿易実務検定A級は難易度が高いのは事実ですが、対策をすれば決して届かない資格ではないと考えます。最初は理解できない部分が多かった過去問も、参考書や過去問を反復する事で、自分自身も少しずつ自信が湧いてきました。また貿易書類作成問題も、B級とは違い記述式ですので、その分理解度が深まり実際の貿易書類を目にしても苦手意識が大幅に軽減しますので、もし受験を検討しているのであれば、実務に役立ちますので、受験をお勧めします。