長期計画と継続がもたらした合格

【合格体験記】

  • 貿易実務検定®A級合格
  • N.A 様(24歳・女性)
  • 会社員(通関士)

貿易実務検定®A級受験のきっかけ

前年の通関士試験には合格していましたが、その年の合格率が例年と比較して高く、自分の中で不完全燃焼に感じている所がありました。そこで貿易業界のもう一つのトップ、貿易実務検定A級があることを知り、勉強を始めようと思いました。

いつ頃から受験勉強を始めましたか?

通関士試験合格発表後の12月にまずはC級レベルの易しめの参考書から読み始め、3月にB級に合格しました。そのおかげで、10月のA級試験には余裕を持って迎えることができました。4月には別の試験に着手していたので、A級の試験対策を本格的に始めたのはGW頃でした。

学習方法(使用教材や参加した講座、工夫した点など)

特にマーケティング講座が役立ちました

使用した教材は貿易実務アドバンストマニュアルB級・A級のための貿易実務アドバンスト演習テキスト、そして過去問です。5周ほど繰り返し解いたところで「どんな書類作成問題が来ても大丈夫」と自信を持てるまでになりました。

また9月のマーケティング対策講座にも参加しました。マーケティングは試験範囲が広い分、過去問ではなかなか得点に繋げられずにいましたが、この講座で的を絞った対策を講じることができました。

使用教材、参加した講座

資格をどのように活かしていますか?

名実ともに貿易の専門家に近づいた

普段は通関士として勤務しているので、貿易取引自体は顧客である輸出入者様に関することではあります。しかし貿易実務を勉強してから、お客様がどのような過程を経て通関業者に依頼をするのか、そして通関を終えた貨物はどのように処理されるのかといったマクロな視点で理解できるようになりました。また、試験範囲にはEPAや保険等の内容も含まれますので、貿易のエキスパートとして通関だけに限らない、より包括的な相談に応じることができるようになったと思います。

受験を終えて

合格発表まで結果が心配でした

書類作成問題や英作文に代表されるように、理論だけでなく実務的な応用力も問われるため、時間管理には特に苦戦しました。試験当日は貿易英語の英作文問題に割く時間がほとんど無くなってしまい、試験後もそのことがずっと気がかりでした。それでも「とにかく何か書かなければ」との思いで書いた数か所で多少の部分点はいただけたと思っています。

合格発表の日まで不安で自分の合格に確信が持てませんでした。貿易の世界における2つの難関を制覇することを目指していたので、合格証書を手にした今、なんとか20代前半のうちに目標を達成できたことに安堵しています。

これから勉強・受験される方へのメッセージ

強い意志さえあれば誰でも上を目指せます

大きな目標を達成できたということで、自分に自信を持てるようになりました。業界年数が浅い方も気後れすることはありません。年齢・年数問わず、自分の努力と実力次第でいくらでも結果は変えられるところが検定試験の長所です。

また通関士資格をお持ちの方、これから目指す方にもおすすめです。どちらを先に取得するにしても双方に良い相乗効果が生じ、より深い理解がしやすくなります。

知識は一朝一夕で身に付くものではないため困難な道ではありますが、その分得られる達成感は非常に大きいです。今後受験される皆様が実力を発揮できるよう、心から応援しています!

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