資格のみならず、知識を身に付けましょう

  • Cさん(女性)
  • メーカー勤務

私は外国人です。9年前に来日し、日本語の勉強から在日の生活スタートを切りました。1年半日本語を勉強してから専門学校に入学、卒業後卸売業に就職しました。貿易事務職希望でしたが、事務上は輸入のみ、もっと幅広く貿易に携わりたく去年転職しました。

新しい職場はメーカーであり、中国に製造の拠点を置いています。日本から金型、原料、部品等を提供し、中国で加工、生産し、また日本に輸入します。テキストにも出てくると思いますが「逆委託加工貿易」の形になります。しかし、輸出者と輸入者は同じ企業グループなので、「企業内貿易」になります。また、中国で生産した製品を他の国に直接輸出していますので「三ヵ国貿易」業務もあります。

仕事をしているうちに自分の知識不足を感じ、一度きちんと勉強しようと思って、貿易実務検定C級を受けてみようと決意しました。

参考書はこの検定を実施している、日本貿易実務検定協会が出版しているもの、もしくは図解が多いものを選択することを勧めます。私はオフィシャルテキストと過去問題集を購入しました。

最初は独学をしていましたが、結構早い時期に挫折しました。問題集をやって、分からないところもテキストを見て分かれば良いけれど、テキストを見ても分からない時もたくさんありました。後で分かりましたが、貿易全体の流れを理解できてないから丸暗記しても、すぐ忘れていきます。結局スクールへ通うことにしました。しかし、スクールへ通うのは近道になるわけではなく、基礎知識を自分の頭の中に叩き込まないと授業はついていけません。

出題内容は、貿易の流れ(紙の流れ、金の流れ、物の流れ)に最も重きが置かれています。そして知識が少ない人にとっては、ここを理解することが最大の難関です。言い方を変えればここを理解してしまえば、合格基準にかなり近づくといっても過言ではないでしょう。

私たちは毎日当たり前のように輸入された製品を使っています。しかしながらその製品が自分の手元に届くまでに経由してきた場所やその流れの中で同時に動いている書類や人のことは、多くの人が考えたことがないでしょう。

これを理解する最大のコツが図解されているものを見て、自分で図を描きまとめてみるということです。輸出者、輸入者、銀行、船会社、保険会社は基本中の基本です。そのほかにも製造メーカー、フォワーダー(通関業者、海貨業者)、航空会社、混載業者、NVOCC、倉庫会社、各種検査機関、税関等沢山の手かかっています。個々どのような役目をになって、どんな書類が必要かを考えましょう。そうすることで貿易の流れをより理解することができます。

貿易の流れを理解した上で、過去問を解き、間違えた問題の解答をチェックし、オフィシャルテキストでも確認します。間違えた問題に付箋をつけて、付箋付き問題が全部するすると解答できる状態まで繰り返しましょう。なんとなくの感覚で覚えた内容は、試験の時もなんとなくのままで、正解できる確率はかなり低いです。

特に、第3問語群選択式は実力を試されるパートになります。全10問、各3点、比較的長い文章中にある空欄に入る、もっとも適切な言葉を語群(20個)から選ぶ問題です。1回の試験で1テーマのこともありますが、最近は2~3テーマで出題されることが多くなっています。同じ番号の空欄を含めた文章の繋がりも考慮しながら、読み進めないと選べない問題もあります。多くの場合、そういう空欄は別の空欄とどちらが先に入るのかを考えなければならないので、うっかりしないように気をつける必要があります。

公表されている出題内容で受験者が気になるのは貿易実務英語科目でしょう。しかしこれはまったく心配することありません。C級の英語問題は日本語訳が中心で、全て選択問題です。中学生レベルの英語が分かれば問題なく解答できます。満点を狙いましょう。

勉強時間についは1ヶ月で猛勉強して合格する方もいますが、必要な知識を身に付けるため、時間をかけて覚えていくことを個人的に勧めます。毎日最低2時間X2ヶ月が理想だと思います。毎日コツコツ進める学習法は知識の定着度が違います。お世話になった先生は「C級で満点取れるぐらいしっかり基礎力をつければB級は楽勝」と口癖のように言います。

最後に、日本は貿易大国です。貿易の自由化で海外取引に注力する企業が増え、為替の知識、銀行での手続き、貿易の輸出や輸入など貿易スキルのある人材のニーズは拡大中です。商社、運輸、製造メーカーなどでも活躍できます。これからの活躍を感じながら勉強するのは、一味違うものです。

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