その3:引き合い

執筆者:関根幸雄(広島修道大学名誉教授)


引き合い(具体的な問い合わせ)で、見積もりなどを依頼する場合の例文を取り上げます。

Please let us have your estimate for the item, along with more detailed information about it.
より詳細な情報と一緒に、その商品に対する見積もりをお願いします

ここでのポイントは、

  1. 相手先に見積もりを依頼する場合、Please let us have your estimateのほかに、We would like to have your estimateなどと表現できます。なお、このestimateは名詞なので、動詞のestimateとは発音が異なりますので、注意してください。
  2. 見積もり(書)は、estimateのほかにquotationがあります。なお、銀行でquotationとは(為替)相場のことで、使う場面により意味が異なることになります。
  3. 「~と一緒に」は、along with …、together with…となります。
  4. より詳細な情報は、more detailed informationとしましたが、more detailsということもできます。このinformationは不加算名詞なので、sをつけることはできません。因みに、フランス語ではinformationsというようで、フランスにある複数の英語サイトでinformationsとあり、これはフランス語の影響による誤用といえます。
今回は引き合いについて学習していくのじゃよ!ご自身の仕事内容をイメージすればなおGoodじゃ!

C級準拠のオフィシャルテキストが改訂4版になります!

最新貿易実務ベーシックマニュアル(改訂4版)
貿易実務検定®C級準拠のオフィシャルテキスト「最新貿易実務ベーシックマニュアル」が改訂4版となりました。
最新の法令改正や環境の変化、そしてインコタームズ2020にも対応させました。